家族の大切な写真や、絶対に消えては困る仕事のデータ。「もし今パソコンや外付けHDDが壊れたら…」と不安になったことはありませんか? そんなデータ消失のリスクを大きく減らしてくれるのが、複数のHDDにデータを分散して保存する「RAID」機能を搭載したNAS(ネットワークHDD)です。
しかし、いざNASを探してみると「2ベイや4ベイの違い」「RAID 1や5の選び方」「どのメーカーが良いのか」など専門用語が多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、初心者でも迷わず設定できるモデルから、大容量・高速転送が可能なプロ向けモデルまで、データ保護に向いているNASを厳選して徹底比較しました。 結論から言うと、これから初めてNASを導入する方に最もおすすめなのは、非常に使いやすく将来の拡張性にも優れた以下のモデルです。
DiskStation DS223j
記事内では、失敗しないNASの選び方や、用途に合わせた全10機種の詳しいランキング、さらにはデータをより安全に守るためのバックアップ術まで詳しく解説しています。 あなたの大切なデータを守り抜く、ご自身の環境に合う1台をぜひ見つけてください。
NASのRAIDおすすめ10選!条件に合う製品の比較結果
大切な写真や仕事のデータを守るため、NAS(ネットワークHDD)でRAIDを組みたいと考えていませんか。 万が一のHDD故障に備えるなら、データを複数台のドライブに分散・複製するRAID機能は必須の選択肢です。
今回は、初心者でも扱いやすい2ベイモデルから、大容量・高速通信に対応した本格的な4ベイモデルまで、おすすめのNAS全10機種を厳選しました。 まずは、各製品の主要スペックと参考価格を比較表で確認してみましょう。
| 製品名 | メーカー | ベイ数 | 対応RAID | ディスク構成 | LAN速度 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| DiskStation DS223j | Synology | 2.0 | RAID 0/1/Synology Hybrid RAID | オプション | 1GbE | 30,800円 |
| NASync DH2300 UGR-NA-000007 | UGREEN | 2.0 | RAID 0/1 | オプション | 1GbE | 26,301円 |
| DiskStation DS225+ | Synology | 2.0 | RAID 0/1/Synology Hybrid RAID | オプション | 2.5GbE | 64,500円 |
| DiskStation DS925+ | Synology | 4.0 | RAID 0/1/5/6/10/Synology Hybrid RAID | オプション | 2.5GbE | 108,170円 |
| TS-464-8G | QNAP | 4.0 | RAID 0/1/5/6/10/global hot spare | オプション | 2.5GbE | 92,800円 |
| LinkStation LS710D0401 | バッファロー | 1.0 | – | 標準 | 2.5GbE | 36,680円 |
| RECBOX RS HVL-RS4 | IODATA | 1.0 | – | 標準 | 1GbE | 36,563円 |
| LinkStation LS720D0402 | バッファロー | 2.0 | RAID 0/1 | 標準 | 2.5GbE | 44,800円 |
| NASync DXP4800 Plus UGR-NA-000002 | UGREEN | 4.0 | RAID 0/1/5/6/10 | オプション | 10GbE | 90,050円 |
| TS-216G | QNAP | 2.0 | RAID 0/1 | オプション | 2.5GbE | 38,470円 |
※価格は執筆時点の目安です。
初めてNASを導入する方には、2ベイでRAID 1(ミラーリング)が組めるモデルが最も人気です。 一方で、より大容量のデータを安全に保管したい場合は、RAID 5や6に対応した4ベイモデルが適しています。 ご自身の用途や予算に合わせて、ぴったりな1台を見つけてください。
データ消失を防ぐ!NASのRAIDの選び方とおすすめ基準
NASで大切なデータを保護するためには、RAIDの仕組みを正しく理解し、用途に合った製品を選ぶことが重要です。 単に「安いから」と選んでしまうと、後から容量が足りなくなったり、万が一の故障時にデータが復旧できず後悔する原因になります。
ここでは、NASを選ぶ際に絶対に確認しておきたい4つの基準を解説します。 ご自身の保存したいデータ量や、必要な転送速度をイメージしながら読み進めてみてください。
冗長化の要!ベイ数とRAIDレベル(0/1/5/6)の違い
NAS選びで最も重要なのが、HDDを搭載できる「ベイ数」と、それによって組める「RAIDレベル」です。 データ保護を目的とするなら、最低でも2ベイ以上のモデルを選ぶ必要があります。
【RAID 1(ミラーリング)】 2台のHDDに全く同じデータを書き込む方式です。 片方のHDDが故障しても、もう1台からデータを復旧できるため、家庭用NASで最もよく使われます。 ただし、2台分のHDDを用意しても、実際に使える容量は1台分になる点に注意が必要です。
【RAID 5 / RAID 6】 3台以上(RAID 6は4台以上)のHDDを使い、データと復旧用の情報(パリティ)を分散して書き込みます。 RAID 1よりも容量効率が良く、例えば4TBのHDDを4台使ってRAID 5を組んだ場合、12TB分の容量を使えます。 1台(RAID 6は2台)のHDDが故障しても復旧可能で、大容量データを扱うクリエイターや小規模オフィスにおすすめです。
【RAID 0(ストライピング)】 複数のHDDにデータを分散して書き込み、読み書き速度を向上させる方式ですが、データの冗長性(保護機能)は一切ありません。 1台でも故障すると全てのデータが失われるため、バックアップ用途としては不適切です。
初めてNASを導入する方には、設定がシンプルでしっかりデータを保護できる2ベイモデル(RAID 1)がおすすめです。 将来的に容量不足が心配な方や、より高度な冗長性を求める方は、4ベイモデル(RAID 5/6対応)を検討しましょう。
初心者向けか拡張性か?ディスク構成(標準・オプション)
NASには、最初からHDDが内蔵されている「標準(完成品)」モデルと、本体のみでHDDを別途用意する「オプション(キット)」モデルの2種類があります。 どちらを選ぶかで、導入のハードルや将来の拡張性が大きく変わります。
【標準(完成品)モデルの特徴】 バッファローの「LinkStation LS720D0402」のように、購入してすぐに使い始められるのが最大のメリットです。 HDDの相性を気にする必要がなく、初期設定も比較的簡単なため、NAS初心者の方に強くおすすめします。 ただし、後から容量を増やしたくなった場合、HDDの交換が難しい(または保証対象外になる)機種が多いのがデメリットです。
【オプション(NASキット)モデルの特徴】 SynologyやQNAPなどのNASキットは、用途に合わせて好きな容量・メーカーのHDD(またはSSD)を選べるのが魅力です。 NAS専用の高耐久HDD(WD Redなど)を選べば、24時間稼働でも故障リスクを減らせます。 将来容量が足りなくなっても、より大容量のHDDに換装してシステムを拡張できるため、長く使い続けたい方に向いています。
手軽さを重視するなら「完成品」、耐久性や将来の拡張性を重視するなら「NASキット」を選ぶのが正解です。
転送速度を左右するLANポート(1GbE・2.5GbE・10GbE)
NASの読み書き速度は、内蔵するHDDの性能だけでなく、ネットワークの通信速度(LANポートの規格)に大きく依存します。 動画などの大容量ファイルを頻繁に扱う方は、LAN速度もしっかりチェックしましょう。
一般的な家庭用NASやルーターは「1GbE(1ギガビットイーサネット)」を採用しており、実測で最大100MB/s程度の転送速度が出ます。 写真の保存や文書ファイルの共有であれば、1GbEでも十分快適に使用できます。
しかし、数十GBの動画ファイルを転送したり、PC全体のバックアップを取る場合、1GbEでは非常に時間がかかります。 そこでおすすめなのが、「2.5GbE」以上の高速LANポートを搭載したモデルです。
例えば、Synologyの「DiskStation DS225+」やQNAPの「TS-464-8G」は2.5GbEに対応しており、環境を整えれば1GbEの約2.5倍の速度で快適にデータ転送が可能です。 さらにUGREENの「NASync DXP4800 Plus」のように、超高速な「10GbE」に対応したハイエンド機もあります。
※2.5GbE以上の速度を出すには、PC側や間に挟むスイッチングハブも対応規格で揃える必要がある点には注意してください。
Synology・QNAP・国内メーカーの特徴と設定のしやすさ
NASキットを選ぶ際、ハードウェアのスペック以上に重要なのが「メーカーごとのOS(管理画面)の使いやすさ」です。 NASは小さなパソコンのようなもので、メーカーによって搭載されているOSの機能や操作性が全く異なります。
【Synology(シノロジー)】 直感的でわかりやすい操作画面(DSM)が特徴で、NAS初心者から絶大な人気を集めています。 特に優秀なのが独自の「Synology Hybrid RAID(SHR)」機能です。 容量の異なるHDDを組み合わせても無駄なくRAIDを構築でき、後から容量を拡張する際も非常にスムーズです。
【QNAP(キューナップ)】 Synologyと並ぶ台湾の2大NASメーカーで、より多機能でマニアックな設定ができるOS(QTS)を搭載しています。 仮想化技術(VM)に強く、NAS上でWindowsを動かしたり、多彩なアプリを追加してサーバーとして本格的に活用したい上級者向けです。
【バッファロー・IODATA(国内メーカー)】 「LinkStation」や「RECBOX」など、日本の家庭環境に合わせた機能(テレビ録画のダビング対応など)が充実しています。 マニュアルが日本語でわかりやすく、サポート体制も安心できるため、PC操作にあまり自信がない方におすすめです。
初めてのNASキットで設定に不安がある方は、直感的に操作できるSynologyを選ぶと失敗が少ないでしょう。
NASのRAIDおすすめランキング10選を徹底解説
ここからは、データ保護の確実性や使い勝手の良さで厳選した、おすすめのNAS10機種をランキング形式で紹介します。 ご自身の用途や予算、求める転送速度に合わせて、ぴったりな1台を見つけてください。
第1位 DiskStation DS223j
初心者に最もおすすめしたいのが、Synologyのベストセラー2ベイモデル「DS223j」です。 直感的な操作画面と、独自のSHR(Synology Hybrid RAID)による柔軟な容量拡張が最大の魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | Synology |
| ベイ数 | 2.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1/Synology Hybrid RAID |
| LAN速度 | 1GbE |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 100x165x225.5 mm |
| 参考価格 | 30,800円 |
【メリット】 – スマホアプリのような直感的な操作画面(DSM)で設定が簡単 – SHR対応で、異なる容量のHDDを組み合わせても無駄なくRAID構築が可能 – 3万円台という手頃な価格で、初めてのNASキットにぴったり
【ミスマッチな人】 – 2.5GbE以上の高速なデータ転送環境を構築したい人 (※動画編集など速度重視の方には気にならないポイントですが、大容量転送には時間がかかります)
QNAPは長く使ってますが正直言って素人には分かりづらいと思ってたので。。。TS-231Pと比べて結構サクサクと動いてストレスがないです。めちゃめちゃ使いやすいですね。NAS初心者はQNAPより絶対こっちを買ったほうが幸せになれるでしょうね。 ―― 価格.comユーザーレビューより
DiskStation DS223j
第2位 NASync DH2300 UGR-NA-000007
UGREENが手掛ける、スタイリッシュなデザインと高いコストパフォーマンスが特徴の2ベイNASです。 2万円台で導入でき、基本的なRAID 1構築を手軽に行いたい方に向いています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | UGREEN |
| ベイ数 | 2.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1 |
| LAN速度 | 1GbE |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 98×213.7×151 mm |
| 参考価格 | 26,301円 |
【メリット】 – 26,301円という非常にリーズナブルな価格設定 – リビングに置いても違和感のない洗練されたデザイン – 基本的なRAID 0/1に対応し、データ保護の要件をしっかり満たす
【ミスマッチな人】 – 多彩なアプリを追加してNASをサーバーとして使い倒したい人 (※その分設定がシンプルで迷いにくいという強みの証拠でもあります)
NASync DH2300 UGR-NA-000007
第3位 DiskStation DS225+
Synologyの2ベイモデルの中でも、2.5GbEの高速通信に対応した上位機種です。 大容量の写真や動画を素早くバックアップしたい、本格的なクリエイターにおすすめです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | Synology |
| ベイ数 | 2.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1/Synology Hybrid RAID |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1、2.5GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 108x165x232.2 mm |
| 参考価格 | 64,500円 |
【メリット】 – 2.5GbEポート搭載で、対応環境なら従来の約2.5倍の速度で転送可能 – SSDキャッシュに対応し、頻繁にアクセスするファイルの読み書きを高速化 – SHR対応で将来的な容量拡張もスムーズに行える
【ミスマッチな人】 – 初期費用をできるだけ安く抑えたい人 (※裏を返せば、長期的に快適な作業環境を構築できるという強みの証拠です)
2.5GbEポート、1GbEポートをそれぞれ1つ搭載されている。リソースモニター上は速度が出ているので問題はないと感じた。ポートが2つあるのでメインで2.5GbEポート、バックアップ用で1GbEポートを使用するといったネットワークを分離して帯域を圧迫させない構成も可能である。 ―― 価格.comユーザーレビューより
DiskStation DS225+
第4位 DiskStation DS925+
RAID 5やRAID 6を組んで、大容量と高度な冗長性を両立させたい方向けの4ベイハイエンドモデルです。 小規模オフィスや、大量のデータを扱うプロのクリエイターにおすすめの選択肢です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | Synology |
| ベイ数 | 4.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1/5/6/10/Synology Hybrid RAID |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):2 |
| サイズ | 199x166x223 mm |
| 参考価格 | 108,170円 |
【メリット】 – 4ベイ搭載でRAID 5/6に対応し、HDD故障時の復旧性が非常に高い – 2.5GbEポートを2基搭載し、ネットワークの負荷分散や冗長化が可能 – 高性能CPU搭載で、複数のユーザーが同時にアクセスしても快適
【ミスマッチな人】 – 設置スペースが限られている人や、そこまでの大容量を必要としない人 (※その分圧倒的な安心感と拡張性を得られるため、将来を見据える方には向いています)
DiskStation DS925+
第5位 TS-464-8G
QNAPが誇る、仮想化やマルチメディア用途に強い4ベイの高性能NASです。 HDMI出力や豊富なアプリを備え、NASを単なる保存先以上のサーバーとして活用したい上級者に向いています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | QNAP |
| ベイ数 | 4.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1/5/6/10/global hot spare |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):2 |
| サイズ | 170x165x226.5 mm |
| 参考価格 | 92,800円 |
【メリット】 – メモリ8GB搭載で、仮想マシン(VM)の動作も非常にスムーズ – 2.5GbEポートを2基備え、高速かつ安定したデータ通信を実現 – M.2 SSDスロットを内蔵し、手軽にSSDキャッシュを追加できる
【ミスマッチな人】 – NASの設定やネットワークの知識に全く自信がない初心者 (※その分マニュアルや機能が充実しているため、学びながら構築を楽しめます)
VM機能が思った以上に便利でした。Windows10Proのライセンスが余っていたので構築しましたが、HDMIでTVにつないでリビングPC代わりに使えて非常に便利です。M2スロット、2.5GLAN搭載、現時点で完成形と呼べるNASだと思います。 ―― 価格.comユーザーレビューより
TS-464-8G
第6位 LinkStation LS710D0401
バッファローの「LinkStation」は、HDDが最初から内蔵されている完成品モデルです。 LinkStation LS710D0401は1ベイモデルでRAIDは組めませんが、2.5GbE対応で手軽に高速なネットワークHDDを導入できます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | バッファロー |
| ベイ数 | 1.0 |
| ディスク構成 | 標準 |
| 対応RAID | – |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 60x128x207 mm |
| 参考価格 | 36,680円 |
【メリット】 – 4TBのHDDが内蔵されており、買ってすぐに使い始められる – 2.5GbE対応で、大容量ファイルの転送もストレスなく行える – DTCP-IP対応で、テレビの録画番組のダビング先としても活躍する
【ミスマッチな人】 – 万が一のHDD故障に備えて、本体内でRAIDによる冗長化を行いたい人 (※外付けHDDへの自動バックアップ機能を活用すれば、データ保護は十分可能です)
1か月程使用してのレビューです。本機のリアUSB3.2端子に2.5インチバスパワー外付けHDDを接続し、本機のバックアップ機能で1日1回内蔵HDD全体のバックアップを取っています。NASの恩恵を味わってしまうと後戻りできません。 ―― 価格.comユーザーレビューより
LinkStation LS710D0401
第7位 RECBOX RS HVL-RS4
IODATAの「RECBOX」は、特にテレビ録画のダビングや共有に特化した1ベイのネットワークHDDです。 著作権保護されたテレビ番組を家中の様々な機器で楽しみたい方に向いています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | IODATA |
| ベイ数 | 1.0 |
| ディスク構成 | 標準 |
| 対応RAID | – |
| LAN速度 | 1GbE |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 215x38x170 mm |
| 参考価格 | 36,563円 |
【メリット】 – DTCP-IP/DTCP+対応で、録画番組のダビングやスマホでの外出先視聴が可能 – スリムなデザインで、テレビラックの隙間にもすっきり収まる – 4TBのHDD内蔵で、設定の手間なくすぐに使い始められる
【ミスマッチな人】 – PCデータのバックアップやRAID構築を主目的とする人 (※テレビ録画の保存・共有を重視する方には気にならないポイントです)
RECBOXには、サーバー機能があるため、CATV チューナー でも「お部屋ジャンプリンク」で RECBOXに収録されたテレビ録画、家族ビデオ、音楽、写真を見ることができる。また操作もCATV チューナー リモコンでできるため分かりやすい。 ―― 価格.comユーザーレビューより
RECBOX RS HVL-RS4
第8位 LinkStation LS720D0402
バッファローの完成品NASの中で、2ベイを搭載しRAID 1(ミラーリング)に対応したモデルです。 HDD選びや組み立ての手間を省きつつ、しっかりデータを保護したい方におすすめです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | バッファロー |
| ベイ数 | 2.0 |
| ディスク構成 | 標準 |
| 対応RAID | RAID 0/1 |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 92x128x207 mm |
| 参考価格 | 44,800円 |
【メリット】 – 2TBのHDDを2台内蔵し、初期状態でRAID 1が組まれているため安心 – 2.5GbEポート搭載で、バックアップやファイル共有が高速に行える – 国内メーカーならではの分かりやすい日本語マニュアルと手厚いサポート
【ミスマッチな人】 – 将来的にHDDを大容量のものに換装してシステムを拡張したい人 (※裏を返せば、導入時の手間が全くかからないというメリットがあります)
2.5GbE搭載なので、QNAPより早いです。PCは10Gb環境、スイッチングハブは2.5Gb環境にしています。1年半使用していますが、1回も通信が切れた事はありません。2.5GbE搭載でNASとしては高速で、安定性も耐久性もあります。 ―― 価格.comユーザーレビューより
LinkStation LS720D0402
第9位 NASync DXP4800 Plus UGR-NA-000002
UGREENが提供する、10GbEという圧倒的な超高速通信に対応した4ベイのハイエンドNASです。 大容量の動画プロジェクトを複数人で同時に編集するような、プロフェッショナルな環境におすすめのモデルです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | UGREEN |
| ベイ数 | 4.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1/5/6/10 |
| LAN速度 | 10GbE |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):1、10GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 257.5x178x178 mm |
| 参考価格 | 90,050円 |
【メリット】 – 10GbEポート搭載で、一般的な1GbEの最大10倍の速度でデータ転送が可能 – 4ベイ搭載でRAID 5/6に対応し、大容量と安全性を高いレベルで両立 – M.2 SSDスロットやSDカードリーダーなど、クリエイター向けの機能が充実
【ミスマッチな人】 – 10GbE対応のスイッチングハブやPC環境を整える予定がない人 (※将来的な環境アップグレードを見据える方にとっては逆にメリットです)
フレッツ光の10G化でBuffalo TSへのアクセスが出来なくなったので購入。とりあえず、外部からのファイルのやり取りは出来る様になったので一旦は満足。tailscaleを使って、外部からのVPN 通信も出来る様になったので満足です。 ―― 価格.comユーザーレビューより
NASync DXP4800 Plus UGR-NA-000002
第10位 TS-216G
QNAPの2ベイモデルで、2.5GbEポートを搭載しながらも4万円以下で購入できるコストパフォーマンスの高いNASです。 高速な通信環境を手軽に構築したい方に向いています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | QNAP |
| ベイ数 | 2.0 |
| ディスク構成 | オプション |
| 対応RAID | RAID 0/1 |
| LAN速度 | 2.5GbE |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1、2.5GbEポート(RJ-45):1 |
| サイズ | 102x165x220.6 mm |
| 参考価格 | 38,470円 |
【メリット】 – 38,470円という価格で2.5GbEの高速ネットワーク環境を構築できる – メモリ4GB搭載で、写真の自動分類やバックアップ処理がスムーズ – コンパクトでスタイリッシュなデザインで、リビングに置いても馴染む
【ミスマッチな人】 – 高度な暗号化機能をオンにして、極端に高速な書き込み速度を求める人 (※セキュリティを重視する方には気にならないポイントで、安全に運用できます)
リビングに馴染むホワイトカラーです。縁がシルバーのテレビ横に置いていますが違和感がありません。家に帰ってきたら自動でiPhoneで撮った写真や動画を自動バックアップしたいと思い本機を導入しました。目的は十分達成できています。 ―― 価格.comユーザーレビューより
TS-216G
スマホやPCのデータを安全に共有・バックアップするコツ
NASを導入してRAIDを組んだら、あとはデータをどうやって安全かつ効率的に保存するかが重要です。 単にファイルをコピーするだけではなく、NASの機能をフル活用することで、日々のバックアップ作業を自動化できます。
ここでは、スマホの写真やPCの大切なデータを、手間なく安全に守るための具体的な運用ルールを解説します。 一度設定してしまえば、あとはNASが勝手にデータを守ってくれるようになります。
専用アプリでスマホの写真を全自動バックアップ
スマホの容量不足に悩んでいる方や、iCloudやGoogle Oneなどのクラウドストレージの月額料金を節約したい方に、NASは非常に便利です。 Synologyの「Synology Photos」やQNAPの「QuMagie」など、各メーカーが提供している専用のスマホアプリを活用しましょう。
専用アプリをスマホにインストールし、「自動バックアップ」をオンにするだけで設定は完了します。 外出先で写真を撮って家に帰り、自宅のWi-Fiに繋がった瞬間に、新しい写真だけが自動的にNASへ転送されます。
例えば、夫婦でそれぞれのアカウントを作成すれば、お互いのプライベートな写真は見えないように設定しつつ、子供の写真だけを共有フォルダで一緒に見る、といった柔軟な使い方も可能です。 買い切りのNASなら、数百GBの写真でも月額無料で保存し放題になります。
PCのデータは「履歴」を残してランサムウェア対策
パソコンのデータをNASに保存する際、単にフォルダを同期するだけでは不十分です。 もしPCがランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に感染してデータが暗号化された場合、同期しているNASのデータまで一緒に暗号化されてしまう危険性があります。
ランサムウェアの被害を防ぐために、NASの「スナップショット機能」や「バージョン管理機能」を必ず有効にしてください。 Synologyの「Active Backup for Business」などの無料ツールを使えば、PC全体のバックアップを定期的に取得できます。
スナップショット機能を使えば、「昨日の夕方」や「1週間前」など、過去の特定の時点のデータを丸ごと復元できるようになります。 万が一ウイルスに感染したり、誤って重要なファイルを上書きしてしまった場合でも、数クリックで元の状態に戻せるため、ビジネス用途でも極めて強力な防御策となります。
外出先からのアクセス設定はセキュリティに注意
NASは「ネットワークHDD」という名前の通り、設定次第で外出先のスマホや会社のPCからも自宅のデータにアクセスできます。 出張先で必要な資料を取り出したり、旅行先で撮った動画をその場でNASに保存したりと、非常に便利です。
しかし、外部からのアクセスを許可するということは、悪意のあるハッカーからの攻撃リスクも高まることを意味します。 安全に外部アクセスを利用するためには、以下のセキュリティ設定を必ず行ってください。
- デフォルトの管理者名(admin)を使わず、推測されにくいユーザー名に変更する
- パスワードは英数字記号を組み合わせた12文字以上の複雑なものにする
- 2段階認証(スマホの認証アプリなど)を必ず有効にする
- 不要なポート(ルーターの穴)は開けず、メーカー提供の安全な接続サービス(QuickConnect等)を利用する
便利な機能だからこそ、セキュリティの基本を守って、安全にデータを共有しましょう。
ネットワークHDD(NAS)の寿命とHDD障害・復旧への備え
NASを導入してRAIDを組んだとしても、「これでデータは絶対に消えない」と安心しきってしまうのは非常に危険です。 RAIDはあくまで「片方のHDDが壊れてもシステムを止めずに済む」ための機能であり、データそのもののバックアップではありません。
ここでは、NAS本体や内蔵HDDの寿命の目安と、万が一の障害時に慌てないための具体的な備えについて解説します。 大切なデータを守り抜くために、必ず知っておくべき重要なポイントです。
「RAIDはバックアップではない」という重要な事実
多くの人が誤解していますが、RAID 1(ミラーリング)などの冗長化機能は、データの完全なバックアップにはなりません。 例えば、あなたが誤って重要なファイルを削除してしまった場合、RAID 1では「削除した」という操作自体も2台のHDDに同時に書き込まれてしまいます。
つまり、操作ミスやウイルス感染(ランサムウェアなど)による論理的なデータ消失は、RAIDでは防げないのです。 RAIDが守ってくれるのは、あくまで「HDDという物理的な部品が壊れた時」だけです。
そのため、本当に消えては困るデータは、NASの中だけで完結させず、別の場所にコピーしておく必要があります。 別場所へのバックアップを実現するのが、次に解説する「3-2-1ルール」というバックアップの黄金則です。
究極のデータ保護「3-2-1ルール」と外部連携
世界中のITエンジニアや写真家が実践している、データを確実に守るための「3-2-1ルール」をご存知でしょうか。
- 3つのコピーを持つ(元のデータ1つ + バックアップ2つ)
- 2種類の異なるメディアに保存する(例:PC本体 + NAS)
- 1つは物理的に離れた場所に保管する(例:クラウドストレージや実家のNAS)
NASを導入した時点で、「PC本体」と「NAS」という2つの場所にデータが存在することになります。 さらに完璧を期すなら、NASのUSBポートに外付けHDDを接続し、NASから外付けHDDへ定期的に自動バックアップを取る設定(SynologyのHyper Backupなど)を行いましょう。
また、Amazon S3やGoogle DriveなどのクラウドサービスとNASを連携させ、最重要データのみを暗号化してクラウドにも逃がしておくのも非常に有効です。 これにより、万が一の火災や水害、落雷によるNAS本体の故障からもデータを復旧できるようになります。
HDDの寿命目安(3〜5年)と交換時期のアラート
NASに内蔵されているHDDは、24時間365日稼働し続けるため、一般的なパソコンのHDDよりも過酷な環境に置かれています。 NAS専用の高耐久HDD(WD Redなど)を使用した場合でも、寿命の目安はおおよそ3年〜5年程度と言われています。
NASの管理画面(OS)には、HDDの健康状態(S.M.A.R.T.情報)を常時監視する機能が備わっています。 「不良セクタ(データの読み書きができない小さな領域)」が増え始めたり、温度が異常に高くなったりすると、管理画面やメールで警告を出してくれます。
- 警告が出たら、絶対に放置せず、速やかに新しいHDDを注文する
- RAID 1や5を組んでいる場合、壊れた(または壊れかけの)HDDを1台だけ抜き、新しいHDDを挿して「リビルド(再構築)」を実行する
- リビルド中はHDDに大きな負荷がかかるため、他の作業は控える
NASの警告を無視して使い続け、2台目のHDDまで同時に壊れてしまうと、データは完全に失われます。 日頃から管理画面の通知に気を配り、早め早めのHDD交換を心がけることが、NASを長く安全に使い続ける最大のコツです。
NASとRAIDに関するよくある質問
NASやRAIDの導入にあたって、初心者の方がつまずきやすい疑問にお答えします。
NASのRAIDおすすめ10選まとめ
この記事では、データ保護の要であるRAIDの仕組みや、目的に合わせたNASの選び方を解説してきました。 NAS選びで失敗しないためのポイントは以下の通りです。
- 初心者や家庭用なら、設定が簡単で確実な2ベイ(RAID 1)を選ぶ
- 大容量と安全性を両立するなら、4ベイ(RAID 5/6)を選ぶ
- 動画など大容量データを扱うなら、2.5GbE以上のLANポート搭載モデルを選ぶ
- 手軽さ重視なら「完成品」、拡張性重視なら「NASキット」を選ぶ
最後にもう一度、今回厳選したおすすめのNAS全10機種を振り返ります。 ご自身の用途にぴったりの1台を選んで、大切なデータを安全に守り抜いてください。
DiskStation DS223j
NASync DH2300 UGR-NA-000007
DiskStation DS225+
DiskStation DS925+
TS-464-8G
LinkStation LS710D0401
RECBOX RS HVL-RS4
LinkStation LS720D0402
NASync DXP4800 Plus UGR-NA-000002
TS-216G

