「QNAP TS-464とUGREEN DXP4800、どちらの4ベイNASを買うべきか」と悩んでいませんか。
どちらも2.5GbEを2基搭載し、M.2 SSDに対応する高性能な4ベイNASですが、それぞれ得意とする領域が全く異なります。
結論から言うと、大切なデータを預ける上での「OSの安定性と長年の実績」を重視するならQNAP TS-464-8G、最新のIntel N100プロセッサなど「ハードウェアのコストパフォーマンス」を重視するならUGREEN DXP4800が最適です。
価格はQNAPが約9.2万円、UGREENが約8.8万円と非常に近く、まさに永遠のライバルと言える関係です。
TS-464-8G
この記事では、QNAP TS-464とUGREEN DXP4800の決定的な違いを、スペック表や実際のユーザーレビューも交えて徹底解説します。
ご自身の用途にぴったりのNAS選びにお役立てください。
QNAP TS-464 UGREEN DXP4800 比較!4ベイNAS選びの結論と全体比較
QNAP TS-464とUGREEN DXP4800で迷っているなら、NASの要であるソフトウェア(OS)の成熟度を基準に選ぶのが鉄則です。
ファイルサーバーとしての基本機能はもちろん、仮想化やDocker運用までトラブルなくこなしたいなら、老舗のQNAP TS-464がおすすめです。
一方で、UGREEN DXP4800はNAS市場に参入したばかりの新興メーカーですが、Intel N100やDDR5メモリを採用するなど、ハードウェアのコスパでは圧倒的な魅力があります。
以下の比較表の通り、4ベイや2.5GbEといった基本構成は同じですが、搭載しているCPUやメモリ規格に違いがあります。
| 比較項目 | QNAP TS-464-8G | UGREEN DXP4800 |
|---|---|---|
| メーカー | QNAP | UGREEN |
| 価格 | 約92,800円 | 約88,880円 |
| CPU | Intel Celeron N5095 / N5105 | Intel N100 |
| メモリ | 8GB | 8GB DDR5 |
| ドライブベイ | 4.0 | 4.0 |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート:2 | 2.5GbEポート:2 |
| M.2 SSDスロット | 2基 (PCIe Gen3) | 2基 (NVMe) |
| OS | QTS | UGOS |
※価格は執筆時点の目安です。
価格差はわずか数千円です。だからこそ、「ソフトウェアの信頼性」を取るか「最新ハードウェア」を取るかが重要な分かれ道になります。
QNAP TS-464とUGREEN DXP4800を分ける3つの評価基準
近年、UGREEN DXP4800のような新興メーカーのNASが注目を集めています。
しかし、大切なデータを長期にわたって預けるNASにおいて、単なるカタログスペックだけで選ぶのは危険です。
ここでは、QNAP TS-464とUGREEN DXP4800を比較検討する上で、絶対に知っておくべき3つの評価基準を解説します。
1. ソフトウェア(OS)の成熟度と安定性
NASの使い勝手と安定性を決定づけるのが、専用OSの完成度です。
QNAPの独自OS「QTS」は、十数年にわたる長年の歴史があり非常に成熟しています。バックアップアプリやセキュリティ機能が豊富で、不具合も少なく安定しています。
一方、UGREENの「UGOS」はまだ発展途上です。UIは洗練されていて初心者にも使いやすいものの、高度な設定やサードパーティ製アプリの連携においては、今後のアップデートに期待が寄せられている段階です。
2. 仮想化環境(VM)やDockerの運用実績
高性能なCPUを活かして、NAS上でWindowsを動かしたり(仮想化)、Dockerコンテナを運用したりしたい場合は、実績の差が顕著に出ます。
QNAP TS-464なら、仮想マシンを安定して動かすための「Virtualization Station」や「Container Station」といったアプリが完成の域に達しています。
実際のユーザーレビューでも、「VM機能が思った以上に便利」と高く評価されています。高度な機能をトラブルなく使いたい方には、圧倒的にQNAPが有利です。
3. ハードウェアの世代とコストパフォーマンス
ハードウェアの純粋なスペックでは、UGREEN DXP4800に軍配が上がります。
QNAP TS-464が搭載するCeleron N5095/N5105に対し、UGREENはより新しく省電力な「Intel N100」を採用しています。さらに、メモリも最新のDDR5を搭載しています。
これだけの最新パーツを詰め込みながら、価格を約8.8万円に抑えている点は、新興メーカーならではの強み(差別化の種)と言えるでしょう。
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QNAP TS-464-8Gのメリット・デメリットと口コミ
QNAP TS-464-8Gは、家庭からSOHOまで幅広く使える据え置きタワー型のNASです。
約9.2万円という価格で、長年培われたQTSの豊富な機能と高い拡張性を備えているのが最大のメリットです。
安定性と拡張性を両立したTS-464-8Gのスペック
まずは、TS-464-8Gの基本スペックを確認しましょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | QNAP |
| 価格 | 約92,800円 |
| CPU | Intel Celeron N5095 / N5105 |
| メモリ | 8GB |
| ドライブベイ | 4.0 |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート:2 |
| M.2 SSDスロット | 2基 (PCIe Gen3) |
| 寸法 | 170x165x226.5 mm |
※価格は執筆時点の目安です。
2つの2.5GbEポートを搭載しており、高速なデータ転送環境を構築できます。
M.2 SSDスロットも備えているため、SSDキャッシュを利用したパフォーマンス向上も可能です。PCIeスロットを利用して10GbEカードを増設できる拡張性の高さも魅力です。
実際のユーザーレビュー(多機能性と動作音の評価)
価格.comに寄せられた実際のユーザーレビューを見ると、TS-464-8Gは高い評価を獲得しています。
特に、2.5GbEやM.2 SSDスロットを標準搭載している点が高く評価されています。
M2スロット、2.5GLAN搭載、現時点で完成形と呼べるNASだと思います。VM機能が思った以上に便利でした。 ―― 価格.comユーザーレビューより
一方で、静音性については環境や搭載するHDDによって評価が分かれています。
内部の骨格以外、HDDのトレイも含めてプラスチック製で結構薄いので、HDDの動作音がよく聞こえますし、ケースのビビリ音もします。 ―― 価格.comユーザーレビューより
こうした音の問題は、防振マットを敷いたり、設置場所を工夫したりすることで対策が可能です。
TS-464-8Gはこんな人におすすめ
TS-464-8Gは、大切なデータを預ける上で「OSの安定性と信頼性」を最優先したい方に最適です。
家庭でのメディアサーバー構築はもちろん、小規模オフィスでのファイル共有やバックアップの要として大活躍します。Dockerや仮想化など、NASのポテンシャルをフルに引き出したい方にもぴったりです。
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UGREEN DXP4800のメリット・デメリットと口コミ
UGREEN DXP4800は、最新のハードウェアを驚きの低価格で提供する、今最も勢いのある4ベイNASです。
約8.8万円という価格設定ながら、Intel N100プロセッサを採用している点が最大のメリットです。
最新Intel N100を搭載したDXP4800のスペック
DXP4800の基本スペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | UGREEN |
| 価格 | 約88,880円 |
| CPU | Intel N100 |
| メモリ | 8GB DDR5 |
| ドライブベイ | 4.0 |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート:2 |
| M.2 SSDスロット | 2基 (NVMe) |
| OS | UGOS |
※価格は執筆時点の目安です。
省電力かつ高性能なIntel N100と、高速なDDR5メモリの組み合わせは、この価格帯のNASとしては破格のスペックです。
QNAP同様に2.5GbEポートを2基、M.2 SSDスロットを2基搭載しており、ハードウェアのポテンシャルは非常に高いと言えます。
DXP4800のデメリットは「OSの若さ」
デメリットを挙げるとすれば、やはり独自OS「UGOS」の若さです。
基本的なファイル共有や写真のバックアップなどは直感的なUIで簡単に行えますが、QNAPのQTSと比較すると、アプリのラインナップや細かな権限設定、仮想化環境の安定性では一歩譲ります。
しかし、裏を返せば「複雑な設定は不要で、シンプルに高速な大容量ストレージが欲しい」という方にとっては全く気にならないポイントです。今後のソフトウェアアップデートによる進化も期待できます。
DXP4800はこんな人におすすめ
UGREEN DXP4800は、とにかくハードウェアのコストパフォーマンスを重視する方に最適です。
「古いNASからの乗り換えで、とにかくCPUが新しくてサクサク動くものが欲しい」「仮想化などの複雑な機能は使わず、純粋なファイル置き場として高速な環境を作りたい」というニーズに完璧に応えてくれます。
失敗しないNASの選び方!安定性重視か最新ハード重視かどっち?
ここまで解説してきた通り、QNAP TS-464とUGREEN DXP4800は、どちらも2.5GbEとM.2 SSDに対応した優秀な4ベイNASです。
では、何を基準に判断すればいいのでしょうか。
結論から言うと、「OSの安定性と多機能性」か「最新ハードウェアのコスパ」のどちらを重視するかで決まります。
安定性と多機能性を重視するなら「QNAP TS-464」
大切なデータを長期間安全に保管し、仮想化やDockerなどの高度な機能も遊び尽くしたいなら、圧倒的にQNAP TS-464-8Gがおすすめです。
十数年かけて熟成されたOS「QTS」の信頼性は、新興メーカーには簡単には覆せません。
約9.2万円という価格はUGREENよりわずかに高いですが、その数千円の差額は「ソフトウェアの安定性と安心感への投資」として十分に元が取れます。
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最新ハードとコスパを重視するなら「UGREEN DXP4800」
一方で、複雑なアプリは使わず、シンプルに高速なファイルサーバーを安く構築したい方には、「UGREEN DXP4800」が最適解となります。
Intel N100とDDR5メモリという最新トレンドのパーツ構成が約8.8万円で手に入るのは、大きな魅力です。
OSの若さという懸念点はありますが、基本的なデータ保存用途であれば十分な性能を発揮します。ハードウェアのスペックで妥協したくない方におすすめです。
QNAP TS-464 UGREEN DXP4800 比較に関するよくある質問
ここでは、QNAP TS-464とUGREEN DXP4800の比較や、NASの導入に関してよくある質問にお答えします。
- 2.5GbE対応のスイッチングハブ(またはルーター)
- 2.5GbE対応のLANカードやUSBアダプタ(PC側)
- カテゴリ5e(Cat5e)以上のLANケーブル(Cat6やCat6Aが推奨)
まとめ:QNAP TS-464 UGREEN DXP4800 比較の総括
今回は、4ベイNASの人気モデル「QNAP TS-464」と「UGREEN DXP4800」を徹底比較しました。
どちらも2.5GbEやM.2 SSDに対応したハイスペックモデルですが、選ぶべき基準は「ソフトウェアの安定性」か「ハードウェアのコスパ」かに尽きます。
- OSの安定性と多機能性重視なら「QNAP TS-464-8G」 約9.2万円。十数年熟成されたQTSの信頼性と、仮想化やDocker運用における圧倒的な実績が魅力です。
- 最新ハードウェアとコスパ重視なら「UGREEN DXP4800」 約8.8万円。Intel N100とDDR5メモリを搭載し、純粋なハードウェアスペックの高さで勝負する新星です。
大切なデータを長期間預ける「安心感」を第一に考えるなら、やはり老舗のQNAP TS-464シリーズが間違いありません。
ご自身の用途と重視するポイントに合わせて、最適なNASを選んでください。
TS-464-8G

