初めてのNAS選びや買い替えで、Synology DS124とバッファロー LS710Dのどちらにするか悩みますよね。
結論からお伝えすると、テレビ録画の保存や買ってすぐ使いたい手軽さを重視するならバッファロー LS710Dがおすすめです。
一方で、スマホやPCの本格的なバックアップ、高機能なNASを構築したいならSynology DS124をおすすめします。
バッファロー LS710DとSynology DS124の最大の違いは「HDDが最初から入っているか」と「テレビ録画(DTCP-IP)に対応しているか」という点です。
バッファロー LS710Dは4TBのHDDが標準搭載されており、約36,680円で購入後すぐに使い始めることができます。
LinkStation LS710D0401
対するSynology DS124は約27,000円ですが、HDDが別売りの「NASキット」です。別途HDDを用意する手間と費用がかかりますが、その分「DSM」という非常に優秀な専用OSが使えます。
DiskStation DS124
この記事では、2製品のスペックの違いや選び方を詳しく解説します。後悔しないNAS選びの参考にしてください。
Synology DS124とバッファロー LS710Dの比較!どっちがおすすめ?
Synology DS124とバッファロー LS710Dの基本スペックを比較すると、導入形態や機能に明確な違いがあります。
以下の表に、2機種の決定的な違いをまとめました。
| 項目 | バッファロー LinkStation LS710D0401 | Synology DiskStation DS124 |
|---|---|---|
| 実売価格(目安) | 36,680円 | 27,000円 |
| HDD構成 | 標準(HDD:4TB) | オプション(別売り) |
| LANポート速度 | 2.5GbE | 1GbE |
| DTCP-IP(テレビ録画) | ○ | 非対応 |
| DLNA | ○ | ○ |
| サイズ | 60x128x207 mm | 71x166x224 mm |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は各販売サイトをご確認ください。
ご自身の用途に合わせて、どちらが適しているか確認してみてください。
Synology DS124とバッファロー LS710Dの決定的な違い
Synology DS124とバッファロー LS710Dの決定的な違いは、HDDの有無、転送速度、テレビ録画対応、OSの拡張性の4点です。
用途やネットワーク環境によって、どのモデルを選ぶべきかが明確に分かれます。
買ってすぐ使いたい方やテレビ録画を保存したい方は、バッファロー LS710Dが向いています。
一方で、高機能なバックアップ環境を構築したい方にはSynology DS124がうってつけです。
各製品の決定的な違いについて、具体的な数値や仕様を交えながら詳しく解説します。
1. 導入コストと初期設定の手間(NASキット vs ネットワークHDD完成品)
バッファロー LS710Dは36,680円で4TBのHDDが標準搭載されており、買ってすぐ使える完成品です。
一方、Synology DS124は27,000円ですがHDDが別売りのNASキットであり、総コストと組み立ての手間が異なります。
バッファロー LS710Dは、箱から出してルーターに繋ぐだけで、すぐにネットワークHDDとして使い始めることができます。
対するSynology DS124は、本体価格の27,000円に加えて、NAS用HDD(4TBで1万円台半ば〜)を別途購入する必要があります。
そのため、初期費用はバッファロー LS710Dよりも高くなり、自分でHDDを組み込んでOSをインストールする手間もかかります。
しかし、自分で好きな容量や信頼性の高いHDDを選べるのは、Synology DS124の大きなメリットです。
用途に合わせて自由にカスタマイズしたい方には気にならないポイントであり、むしろ将来的な運用を見据えると安心感があります。
2. 転送速度と2.5GbE環境の構築
バッファロー LS710Dは最大2.5GbEの高速転送に対応していますが、Synology DS124は標準的な1GbE対応です。
スペック上はバッファロー LS710Dの方が高速ですが、2.5GbEの恩恵をフルに受けるには注意が必要です。
バッファロー LS710Dで2.5GbEの速度を出すには、ルーター、LANケーブル、パソコン側の端子もすべて2.5GbEに対応している必要があります。
もしご自宅のネットワーク機器が1GbEまでしか対応していなければ、バッファロー LS710Dも1GbEの速度で動作します。
導入前にご自身のネットワーク環境を確認しておくことが重要です。
Synology DS124は1GbE対応ですが、多くの家庭用ネットワークでは十分な速度であり、安定した通信が可能です。
動画編集などで日常的に大容量データを扱う環境が整っているならバッファロー LS710Dの2.5GbEが活きます。
3. テレビ録画のダビング対応(DTCP-IP)
テレビやレコーダーの録画番組をNASに保存したいなら、DTCP-IPに対応しているバッファロー LS710D一択となります。
日本のデジタル放送の録画データは、著作権保護技術(DTCP-IP)で守られています。
バッファロー LS710DはこのDTCP-IPに標準対応しているため、録画番組のダビングやムーブが可能です。
リビングのテレビで録画した番組をバッファロー LS710Dにダビングし、寝室のテレビやスマホで視聴するといった使い方ができます。
一方、Synology DS124はDTCP-IPに非対応です。
そのため、テレビ録画の保存先としてNASを検討している方にとっては、バッファロー LS710Dがおすすめの選択肢となります。
Synology DS124は録画番組の保存はできませんが、その分パソコンやスマホの写真・動画データのバックアップに特化しています。
4. DSMと専用ツールによる機能拡張性
NASを単なるデータ保存先としてだけでなく、多機能なサーバーとして活用したいなら、専用OS「DSM」を搭載するSynology DS124が圧倒的に有利です。
Synology DS124は、スマホ感覚でアプリを追加できる「DSM(DiskStation Manager)」を採用しています。
写真管理アプリ、外出先からの安全なリモートアクセス、高度なファイアウォール設定などが自在に行えます。
パソコンのバックアップはもちろん、クラウドストレージとの同期など、1ベイモデルでありながら上位機種と同等の高度な機能が使えます。
バッファロー LS710Dは機能がシンプルで拡張性には乏しいですが、その分、初心者でも迷わず直感的に使える設計になっています。
バックアップやファイル共有など、基本的な機能だけを簡単に使いたい方にはバッファロー LS710Dが向いています。
バッファロー LS710Dの特徴とメリット・デメリット
バッファロー LS710Dは、4TBのHDDを標準搭載し、箱から出してすぐに使える初心者にも優しいネットワークHDDです。
実売価格は約36,680円で、2.5GbEの高速通信やテレビ録画のダビング(DTCP-IP)に対応しているのが最大の特徴です。
国内メーカーならではの安心感と、設定の手軽さを求める方にぴったりな1ベイNASです。
まずは、バッファロー LS710Dの基本スペックを確認してみましょう。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| メーカー | バッファロー |
| 実売価格(目安) | 36,680円 |
| HDD構成 | 標準(HDD:4TB) |
| ドライブベイ | 1.0 |
| LANインターフェース | 2.5GbEポート(RJ-45):1 |
| DTCP-IP | ○ |
| DLNA | ○ |
| サイズ | 60x128x207 mm |
| 発売日 | 2021/1/下旬 |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は各販売サイトをご確認ください。
テレビ録画と2.5GbEの転送速度を重視する人向け
バッファロー LS710Dは、テレビ録画の保存先としてNASを使いたい方や、2.5GbEの高速ネットワーク環境を活かしたい方に強くおすすめします。
日本のデジタル放送を録画した番組をネットワーク経由でダビング・ムーブするには、DTCP-IPへの対応が必須です。
バッファロー LS710DはDTCP-IPに標準対応しているため、リビングのレコーダーの容量不足を解消する保存先として大活躍します。
また、最大2.5GbEのLANポートを搭載しており、対応するルーターやPCと接続すれば、従来の1GbE(約100MB/s)を超える高速なデータ転送が可能です。
大容量の動画ファイルや写真データのバックアップも、ストレスなく短時間で完了できます。
デメリットとしては、Synology製品のような高度な機能拡張(アプリ追加など)ができない点が挙げられます。
しかし、複雑な設定をしたくない方にとっては逆にメリットとなる部分です。
「NASを初めて導入する」「テレビ録画とPCのバックアップができれば十分」という方には、バッファロー LS710Dが有力な候補となります。
バッファロー LS710Dの口コミ・評判
実際にバッファロー LS710Dを使用しているユーザーの口コミを見ると、転送速度の向上やテレビ録画の安定性が高く評価されています。
一方で、アクセス時の「間」や、ファイル名のエラーに関するリアルな声も寄せられています。
昔のLinkStationがエクスプローラーで安定して見れなくなったので買い換えました。今のところ安定して使えて転送速度も上がっているので良い商品だと思えます。 ―― 価格.comユーザーレビューより
テレビ番組ダビング用に使用しています。安定していてとても良いです。 ―― 価格.comユーザーレビューより
転送速度は外付けHDDと同等かなと思いますが、アクセスし実際の読み書きが始まるまでに<間>があります。特に動画再生の場合は5秒程あります。 ―― 価格.comユーザーレビューより
PCからNASにファイル転送すると、ファイル名が長すぎるというエラーが出るときがあります。 ―― 価格.comユーザーレビューより
このように、バッファロー LS710Dはテレビ録画のダビングや基本的なバックアップ用途において、非常に安定して動作することがわかります。
アクセス時のわずかな待機時間や、長すぎるファイル名への対応など、運用上のちょっとしたコツは必要かもしれません。
しかし、総合的な満足度は高く、特に旧モデルからの買い替えユーザーからは速度向上に対する喜びの声が多く見られます。
LinkStation LS710D0401
Synology DS124の特徴とメリット・デメリット
Synology DS124は、専用の高機能OS「DSM」を搭載した1ベイのNASキットです。
実売価格は約27,000円で、HDDは別売り(オプション)となっているため、好みのドライブを組み込んで使用します。
単なるデータ保存にとどまらず、外出先からの安全なアクセスや高度なバックアップを構築したい方にうってつけです。
Synology DS124の基本スペックは以下の通りです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| メーカー | Synology |
| 実売価格(目安) | 27,000円 |
| HDD構成 | オプション(別売り) |
| ドライブベイ | 1.0 |
| LANインターフェース | 1GbEポート(RJ-45):1 |
| DLNA | ○ |
| サイズ | 71x166x224 mm |
| 発売日 | 2023/7/20 |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は各販売サイトをご確認ください。
DSMによる高機能とリモートアクセスを求める人向け
Synology DS124の最大のメリットは、非常に優秀な専用OS「DSM(DiskStation Manager)」を使えることです。
ブラウザ上でパソコンのデスクトップ画面のように操作でき、スマホアプリの追加感覚でNASの機能を拡張できます。
写真の自動バックアップ、外出先からのリモートアクセス、MacのTime Machineバックアップなど、あらゆる用途に高いレベルで対応します。
また、セキュリティ面でも優れており、ファイアウォールの設定やウイルス対策ソフトの導入も可能です。
一方で、1GbE対応であることや、テレビ録画のダビング(DTCP-IP)には非対応である点がデメリットとして挙げられます。
さらに、HDDが別売りのため、ドライブ選びや初期設定の手間がかかる点もハードルに感じるかもしれません。
しかし、これは用途や予算に合わせて好きな容量のHDDを自由に選びたい方には気にならないポイントです。
耐久性に優れたNAS専用HDDを自分で選んで組み込めるため、大切なデータを長期的に守る環境を構築したい方には理想的な選択肢となります。
Synology DS124の口コミ・評判
実際にSynology DS124を使用しているユーザーの口コミを見ると、OSの使いやすさや動作の安定性、静音性が高く評価されています。
他社製のNASから買い替えたユーザーからは、起動の速さやファイアウォール設定の柔軟性についても良い声が寄せられています。
起動時間は約2分と半分ほどに短縮されましたし、ファイアウォールはLinuxのUFWに近い設計で、ログはリアルタイムに記録されるようになりました。 ―― 価格.comユーザーレビューより
スペック面については、本体メモリが1GBと少ない点が不安でしたが、SynologyのOSは軽く作られているようで、空きメモリもしっかり確保されており、この点も杞憂に終わりました。 ―― 価格.comユーザーレビューより
ファンは低ノイズモードに設定していますが、ほとんど音が聞こえず、静音性は高いです。 ―― 価格.comユーザーレビューより
DS120Jからの買い替えです。(中略)前作との比較になるが、スペックがあがった事による動作の安定性、速度ともに向上。ただ速度は劇的ではない。余裕が出来たことによりウイルスソフトなども導入可能になった。 ―― 価格.comユーザーレビューより
このように、Synology DS124は1ベイの入門機でありながら、上位機種と同等の高機能OSが軽快に動作することがわかります。
静音性にも優れており、寝室などの生活空間に設置しても音が気になりにくい点も大きなメリットです。
初めてNASキットに挑戦するライトユーザーから、他社製品の動作に不満を持っていたユーザーまで、幅広い層に支持されています。
DiskStation DS124
失敗しない!Synology DS124とバッファロー LS710Dの選び方
Synology DS124とバッファロー LS710Dのどちらを選ぶべきか、具体的な判断軸をまとめました。
ご自身の目的や環境に合わせて、ご自身の環境に合うネットワークHDDを選んでみてください。
バッファロー LS710Dがおすすめな人
バッファロー LS710Dは、テレビ録画の保存や、買ってすぐ使える手軽さを重視する方に強くおすすめします。
- 4TBのHDDが標準搭載されており、約36,680円で追加費用なしで始めたい方
- テレビの録画番組をネットワーク経由でダビング・ムーブしたい方(DTCP-IP対応)
- 2.5GbEの高速ネットワーク環境をすでに構築している、または構築予定の方
- 複雑な設定なしで、直感的にバックアップやファイル共有を行いたい方
バッファロー LS710D最大の強みは、DTCP-IPへの標準対応と、HDD組み込み済みという完成品のメリットです。
リビングのレコーダーの容量不足に悩んでいる方や、NASの初期設定に不安がある初心者の方におすすめのモデルです。
ルーターに繋ぐだけで、すぐに大容量4TBのネットワークストレージが完成します。
LinkStation LS710D0401
Synology DS124がおすすめな人
Synology DS124は、スマホやPCの本格的なバックアップ環境や、高機能なサーバーを構築したい方におすすめです。
- 優秀な専用OS「DSM」を使って、スマホ感覚で機能を追加・カスタマイズしたい方
- 外出先から安全に自宅のデータへアクセスする環境を作りたい方
- 約27,000円の本体に加えて、自分好みの容量や耐久性のHDDを自由に選びたい方
- MacのTime Machineなど、高度で安定したバックアップ機能を利用したい方
Synology DS124はHDDが別売りのNASキットですが、その分「DSM」の圧倒的な機能性が手に入ります。
写真管理、クラウド同期、セキュリティ設定など、やりたいことに合わせて柔軟に拡張できるのが魅力です。
単なるデータ置き場ではなく、自分専用の高性能なクラウドストレージを構築したい方にぴったりの選択肢です。
DiskStation DS124
1ベイNASに関するよくある質問
1ベイNASの導入を検討している方が、よく抱く疑問や不安についてお答えします。
Synology DS124とバッファロー LS710Dのどちらを選ぶか迷っている方は、参考にしてください。
まとめ:Synology DS124とバッファロー LS710Dを比較して自分に合ったNASを選ぼう
今回は、Synology DS124とバッファロー LS710Dの決定的な違いと選び方について比較しました。
どちらも1ベイNASとして非常に優秀ですが、用途と求める機能によっておすすめできる人が明確に分かれます。
おさらいとして、それぞれの製品がどんな人におすすめかをまとめます。
【バッファロー LS710Dがおすすめな人】 – テレビ録画の保存(DTCP-IP対応)を目的としている方 – 約36,680円で4TBのHDDが標準搭載されており、買ってすぐ使いたい方 – 2.5GbEの高速ネットワーク環境をすでに構築している、または構築予定の方 – 複雑な設定なしで、直感的にバックアップやファイル共有を行いたい方
LinkStation LS710D0401
【Synology DS124がおすすめな人】 – 優秀な専用OS「DSM」を使って、スマホ感覚で機能を追加・カスタマイズしたい方 – 外出先から安全に自宅のデータへアクセスする本格的なサーバー環境を作りたい方 – 約27,000円の本体に加えて、自分好みの容量や耐久性のHDDを自由に選びたい方 – MacのTime Machineなど、高度で安定したバックアップ機能を利用したい方
DiskStation DS124
初めてのNAS選びで失敗しないためには、ご自身の「一番やりたいこと(テレビ録画なのか、高機能なバックアップなのか)」を明確にすることが大切です。
この記事の比較を参考に、あなたの環境にぴったりのネットワークHDDを選んで、快適なデータ管理を始めてみてください。

