会社の重要なデータを守るために、法人向けNASでRAIDを組みたいけれど、「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?
法人向けNASは、単にデータを保存するだけでなく、万が一のハードディスク故障時にも業務を止めないための「冗長性(RAIDレベル)」と、将来的なデータ増加に耐えうる「拡張性」、そして「サポート体制」を基準に選ぶのが鉄則です。
本記事では、厳しい基準をクリアしたおすすめの法人向けNASを5機種厳選して紹介します。
もし「どれを選ぶべきか迷ってしまう」という場合は、直感的な操作性とランサムウェア対策に優れたSynology DiskStation DS723+が最もおすすめです。
記事内では、ファイルサーバーとの違いや、失敗しない選び方、ダウンタイムを防ぐバックアップ術まで詳しく解説しています。ぜひ自社に最適な1台を見つけてください。
法人向けNASのRAID構築におすすめの5機種【早見表】
「どの法人向けNASを選べばいいかわからない」と悩みますよね。
企業の重要なデータを守り、万が一の故障時でも業務を止めないためには、RAID構築が可能な信頼できるNAS選びが欠かせません。
今回は、冗長性・拡張性・サポート体制といった厳しい基準をクリアした、特におすすめの5機種を厳選しました。
まずは、各製品の基本スペックが一目でわかる早見表をご覧ください。
| メーカー | 製品名 | ドライブベイ数 | 最大容量 | 対応RAID | LAN規格 | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Synology | DiskStation DS723+ | 2ベイ(最大7ベイ拡張可) | HDDによる | RAID 0/1/SHR | 1GbE(10GbE拡張可) | 約7〜8万円(本体のみ) |
| BUFFALO | TeraStation TS3420DN0404 | 4ベイ | 4TB(HDD搭載済) | RAID 0/1/5/6/10 | 2.5GbE / 1GbE | 約20万円 |
| I-O DATA | LAN DISK HDL4-Z19WATA04 | 4ベイ | 4TB(HDD搭載済) | RAID 0/5 | 1GbE | 約15万円 |
| QNAP | TS-464 | 4ベイ | HDDによる | RAID 0/1/5/6/10/50 | 2.5GbE | 約10万円(本体のみ) |
| エレコム | NSB-75S4DW6シリーズ | 4ベイ | 4TB〜(モデルによる) | RAID 0/1/5 | 1GbE | 約15万円〜 |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は各販売サイトをご確認ください。
自社の規模や求めるセキュリティレベルに合わせて選ぶのがポイントです。
もし「どれを選ぶべきか全く見当がつかない」と迷った場合は、拡張性とランサムウェア対策機能に優れたSynology DiskStation DS723+が最もおすすめです。
法人向けNASとファイルサーバーの違いとは?
結論から言うと、両者の最大の違いは「導入の手軽さ」と「管理のしやすさ」にあります。
どちらも社内でデータを共有・保存するための機器ですが、仕組みや運用にかかるコストが大きく異なります。
自社の規模やIT担当者の有無によって、どちらを選ぶべきかが明確に分かれます。
導入コストと運用管理のしやすさ
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続するだけですぐに使い始められるよう設計された専用機器です。
OSがあらかじめ組み込まれており、ブラウザ上の直感的な画面で操作できるため、専門的なIT知識がなくても簡単に設定・管理できるのが特徴です。導入コストも数万円〜数十万円程度に収まることが多く、中小企業に最適です。
一方、ファイルサーバーはWindows ServerなどのOSをインストールした汎用的なパソコン(サーバー機)です。
初期設定やセキュリティ対策、OSのアップデートなどをすべて自社で行う必要があり、専任のIT担当者がいないと運用が非常に困難です。ハードウェアとOSライセンスを含めると、導入に数十万円〜数百万円のコストがかかります。
アクセス権限とカスタマイズ性の違い
ファイルサーバーの強みは、圧倒的なカスタマイズ性です。
社内のActive Directory(ユーザー管理システム)と高度に連携し、数千人規模の複雑なアクセス権限を細かく設定したり、独自のアプリケーションを動かしたりすることが可能です。
しかし、現在では法人向けNASも進化しており、部署や役職ごとのアクセス権限設定や、クラウドバックアップ連携など、一般的な業務で必要な機能はNASでも十分に網羅されています。
「大規模な独自システムを構築したい」という明確な目的がない限り、管理の手間が少なく、RAID構築も容易な法人向けNASを選ぶのが賢明です。
失敗しない!法人向けNASとRAIDの選び方
法人の重要なデータを守り、業務を止めないためには、単に価格が安いNASを選ぶのは危険です。
自社に必要なデータ容量や、求める冗長化(データ保護)のレベル、そして万が一の故障時のサポート体制を基準に選ぶ必要があります。
ここでは、失敗しない法人向けNASの選び方を3つの重要なポイントに絞って解説します。
データ容量とドライブ数(ベイ)の確認
まずは、現在必要なデータ容量と、将来的なデータ増加を見越したドライブ数(ベイ)を確認します。
法人用途のNASでは、最低でもHDDを2台搭載できる「2ベイ」、できれば「4ベイ以上」のモデルがおすすめです。
例えば、4ベイのNASを選んでおけば、最初は2台のHDDで運用をスタートできます。その後データ容量が不足してきたら、空きベイにHDDを追加して容量を拡張することが可能です。
- 小規模オフィス(〜10人):2ベイモデル(実効容量2TB〜4TB程度)
- 中小企業(10〜50人):4ベイモデル(実効容量4TB〜8TB以上)
また、動画ファイルなど大容量データを扱う部門がある場合は、高速通信が可能な10GbE(ギガビットイーサネット)対応モデルを選びましょう。通信のボトルネックが解消され、複数人での同時アクセス時も業務効率が格段に上がります。
業務に合わせたRAIDレベルの選び方
RAID(レイド)とは、複数のHDDを組み合わせて1つのドライブのように扱い、データを保護する冗長化技術です。
法人向けNASでは、主に「RAID 1」「RAID 5」「RAID 6」の3種類が使われます。自社の求める安全性と、使えるデータ容量のバランスを見て決定します。
-
RAID 1(ミラーリング) 2台のHDDに全く同じデータを同時に書き込みます。1台のHDDが故障してもデータは無事ですが、実際に使える容量は搭載したHDDの半分になります。2ベイのNASを導入する小規模オフィスに最適な設定です。
-
RAID 5 3台以上のHDDで構成し、データと復元用の情報を分散して書き込みます。1台のHDD故障に耐えられ、RAID 1よりも容量効率が良いため、法人向けNASで最も標準的なRAIDレベルです。4ベイのNASを導入するなら、まずはRAID 5での運用を検討します。
-
RAID 6 4台以上のHDDで構成し、復元用の情報を二重に書き込む方式です。同時に2台のHDDが故障してもデータを復旧できるため、より高い安全性が求められる環境に向いています。
なお、どのRAIDレベルを選ぶ場合でも、電源を入れたまま故障したHDDを交換できる「ホットスワップ対応」のNASを選ぶことが必須です。業務のダウンタイムを発生させずに復旧作業を行えます。
保守サポートとセキュリティ(ランサムウェア対策)
万が一NAS本体やHDDが故障した際、業務への影響を最小限に抑えるための保守サポート体制が重要です。
法人向けNASを導入する際は、メーカーや販売代理店が提供する有償の保守パックに加入することを強く推奨します。
- 先出しセンドバック保守:故障の連絡を入れると、代替品を先に発送してくれるサービス。
- オンサイト保守:専門の技術スタッフが直接オフィスに駆けつけ、修理や交換を行ってくれるサービス。
IT専任の担当者が不在の企業であれば、迷わずオンサイト保守を選びましょう。
また、近年企業を狙ったランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の被害が急増しています。対策として、「スナップショット機能」を搭載したNASを選ぶことが非常に重要です。
スナップショット機能があれば、万が一データが暗号化されてしまっても、ウイルス感染前の過去のデータ状態へ一瞬で復元できます。さらに、部署や役職ごとに細かなアクセス権限を設定できるかも、セキュリティを高める上で欠かせないチェックポイントです。
法人向けNASのRAID対応おすすめ5機種を徹底比較
ここからは、法人向けNASとして実績があり、RAID構築に最適な5機種を厳選して紹介します。
自社のデータ容量や求めるセキュリティレベルに合わせて、最適な1台を見つけてください。
Synology DiskStation DS723+
導入コストを抑えつつ、直感的な操作性を求める企業には「Synology DiskStation DS723+」が最適です。
ブラウザベースの専用OS「DiskStation Manager」が非常に優秀で、IT専任者がいなくてもスマホ感覚で簡単に設定できます。
標準は2ベイですが、将来的に拡張ユニットを追加できるため、データ増加にも柔軟に対応できるのが強みです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | Synology |
| 製品名 | DiskStation DS723+ |
| ドライブベイ数 | 2ベイ(拡張ユニットで最大7ベイ) |
| 最大容量 | 要確認(HDD別売のため搭載ドライブに依存) |
| 対応RAID | Synology Hybrid RAID (SHR), Basic, JBOD, RAID 0, RAID 1 |
| LAN規格 | 1GbE x2(オプションで10GbE対応可) |
| 保証・サポート | 3年ハードウェア保証(オプションで最大5年) |
| 価格目安 | 約75,000円(※HDD別売) |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
独自の「SHR(Synology Hybrid RAID)」を採用しており、容量の異なるHDDを組み合わせても効率的にRAIDを構築できます。
また、ランサムウェア対策として有効なスナップショット機能も標準搭載しており、万が一の際も過去の状態へ瞬時に復元可能です。
HDDが別売となるため、自社が求める耐久性のドライブを自由に選べる点も、こだわる企業にとっては大きなメリットになります。
直感的な操作で高度なバックアップ環境を構築するならこちら!
BUFFALO TeraStation TS3420DN0404
国内メーカーの安心感と、導入後すぐに使える手軽さを重視するなら「BUFFALO TeraStation TS3420DN0404」がおすすめです。
あらかじめNAS専用の高耐久HDDが4TB分搭載されており、面倒な初期セットアップの手間を大幅に削減できます。
また、2.5GbEの高速通信に標準対応しているため、大容量データのやり取りもスムーズに行えます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | BUFFALO |
| 製品名 | TeraStation TS3420DN0404 |
| ドライブベイ数 | 4ベイ |
| 最大容量 | 4TB(標準搭載) |
| 対応RAID | RAID 6, RAID 5, RAID 10, RAID 1, RAID 0 |
| LAN規格 | 2.5GbE x1, 1GbE x1 |
| 保証・サポート | 3年保証、有償保守パック(オンサイト・デリバリー)対応 |
| 価格目安 | 約115,000円(※HDD込) |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
RAID 6に標準対応しているため、万が一HDDが同時に2台故障してもデータを失わない堅牢なシステムを構築できます。
稼働したままHDDを交換できる「ホットスワップ」にも対応しており、業務のダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
国内メーカーならではの充実したサポート体制も魅力で、有償のオンサイト保守を契約すれば、トラブル時も専門スタッフが駆けつけてくれます。
国内シェアトップクラスの安心感と充実の保守サポート!
I-O DATA LAN DISK HDL4-Z19WATA04
Windows環境との親和性を最優先する企業には「I-O DATA LAN DISK HDL4-Z19WATA04」が最適解です。
OSに「Windows Server IoT 2019 for Storage」を搭載しており、Active Directoryとの連携が非常にスムーズに行えます。
既存のWindowsサーバーと同じ感覚でアクセス権限を管理できるため、システム管理者の負担を大きく軽減できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | I-O DATA |
| 製品名 | LAN DISK HDL4-Z19WATA04 |
| ドライブベイ数 | 4ベイ |
| 最大容量 | 4TB(標準搭載) |
| 対応RAID | RAID 5, RAID 0, マルチディスクモード |
| LAN規格 | 1GbE x2 |
| 保証・サポート | 3年保証、有償保守サービス(アイオー・セーフティ・サービス)対応 |
| 価格目安 | 約150,000円(※HDD込) |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
このモデルは、クラウドストレージとの連携機能が豊富で、ハイブリッドなバックアップ環境の構築に長けています。
また、I-O DATA独自のデータ保護技術により、RAID崩壊時のデータ復旧率を高める工夫が施されている点も安心です。
WindowsベースのOSであるため、一般的なLinuxベースのNASに比べて少し価格は上がりますが、管理コストの削減効果は絶大です。
Active Directory連携などWindows環境に完璧にフィット!
QNAP TS-464
圧倒的な処理能力と、多様なアプリによる機能拡張を求めるなら「QNAP TS-464」が群を抜いています。
Intel製プロセッサを搭載し、2.5GbEポートを2つ備えているため、複数人からの同時アクセスでも速度が落ちません。
仮想化環境の構築や、監視カメラの録画サーバーなど、単なるファイル共有を超えた幅広い用途で活躍します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | QNAP |
| 製品名 | TS-464 |
| ドライブベイ数 | 4ベイ |
| 最大容量 | 要確認(HDD別売のため搭載ドライブに依存) |
| 対応RAID | RAID 0, RAID 1, RAID 5, RAID 6, RAID 10, JBOD |
| LAN規格 | 2.5GbE x2 |
| 保証・サポート | 3年保証(有償で最大5年まで延長可能) |
| 価格目安 | 約100,000円(※HDD別売) |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
内部にM.2 NVMe SSDスロットを2つ備えており、SSDキャッシュを利用することで、さらに劇的なデータ転送の高速化が図れます。
豊富なアプリを活用すれば、クラウドストレージへの自動同期や、高度なランサムウェア対策も容易に実装できます。
機能が多機能すぎるため、初心者には設定項目が多く感じるかもしれませんが、ITリテラシーのある担当者がいる企業には最強のツールとなります。
高速通信と圧倒的な拡張性で業務効率を劇的にアップ!
エレコム NSB-75S4DW6シリーズ
サポートの手厚さと、国内メーカーならではのきめ細やかな対応を重視するなら「エレコム NSB-75S4DW6シリーズ」が有力な選択肢です。
Western Digital社のNAS専用高耐久HDD「WD Red」を標準搭載しており、24時間365日の連続稼働でも高い安定性を誇ります。
あらかじめRAID 5に設定された状態で出荷されるため、届いたその日から安全なファイルサーバーとして運用を開始できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | エレコム |
| 製品名 | NSB-75S4DW6シリーズ |
| ドライブベイ数 | 4ベイ |
| 最大容量 | 4TB(※モデルにより異なる) |
| 対応RAID | RAID 0, RAID 1, RAID 5 |
| LAN規格 | 1GbE x2 |
| 保証・サポート | 3年保証、有償保守サービス(オンサイト・デリバリー)対応 |
| 価格目安 | 約150,000円〜(※容量により変動) |
※価格は執筆時点の目安です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
エレコムの強みは、導入前の相談からトラブル対応まで、国内専任スタッフによる手厚いサポートが受けられる点です。
また、万が一のハードウェア故障時には、代替機を先に出荷してくれる「デリバリー保守」など、業務を止めないためのオプションが充実しています。
海外メーカーに比べて多機能さでは一歩譲る部分もありますが、安定稼働と保守の手厚さを最優先する企業には間違いのない製品です。
高耐久ドライブ搭載と手厚い国内サポートで安心運用!
ダウンタイムを防ぐ!法人向けNASのバックアップ術とUPSの重要性
法人向けNASを導入する際、RAIDを組むだけではデータの完全な保護はできません。
落雷による突発的な停電や、ランサムウェアによる被害など、予期せぬトラブルでデータが消失するリスクがあるからです。
そのため、クラウドへの分散バックアップや、停電対策となるUPS(無停電電源装置)の導入が不可欠です。
ここでは、業務停止(ダウンタイム)を極限まで減らすための、強固なデータ保護術を解説します。
RAIDだけでは不十分?「3-2-1ルール」によるバックアップ
RAIDはHDD故障時の「業務継続性」を高める技術であり、データそのもののバックアップではありません。
誤って重要なファイルを削除した場合や、ウイルスに感染した場合は、RAIDを組んでいてもデータは失われてしまいます。
そこで推奨されるのが、米国政府機関も提唱する「3-2-1ルール」というバックアップの鉄則です。
- 3つのコピーを持つ(元データ1つ+バックアップ2つ)
- 2種類の異なるメディアに保存する(NASと外付けHDDなど)
- 1つは遠隔地(クラウドなど)に保管する
最新の法人向けNASは、AWSやGoogle Driveなどのクラウドストレージと自動連携する機能を持っています。
夜間に自動でクラウドへバックアップする設定にしておけば、万が一オフィスが火災などの被害を受けてもデータは安全です。
停電からデータを守るUPS(無停電電源装置)の必須性
NASは精密機器であり、稼働中に突然電源が切れると深刻なダメージを受けます。
特にデータの書き込み中に停電が発生すると、ファイルシステムが破損し、最悪の場合は全データが読み込めなくなります。
この致命的なリスクを防ぐために必須となるのが、UPS(無停電電源装置)です。
UPSをNASに接続しておけば、落雷などで停電した際にも内蔵バッテリーで数分間給電を継続してくれます。
その間にNASを安全に自動シャットダウンさせる機能が働き、機器の物理的な故障とデータ消失を未然に防ぎます。
数万円の投資で会社の根幹となるデータを守れるため、法人利用ではNAS本体と必ずセットで導入してください。
業務を止めない「ホットスワップ」対応の重要性
ハードディスクは消耗品であり、24時間稼働の法人向けNASでは、3〜5年程度で故障のリスクが高まります。
その際、NASの電源を切らずに故障したHDDだけを抜き差しして交換できる機能が「ホットスワップ」です。
ホットスワップ非対応の機種では、修理のためにNASの電源を落とす必要があり、その間は全社員の業務がストップしてしまいます。
一方、対応機種であれば、業務時間中であってもシステムを稼働させたまま安全に復旧(リビルド)が可能です。
ダウンタイムによる人件費のロスや業務への悪影響を考えれば、法人のメインサーバーにはホットスワップ対応モデルを選ぶのが鉄則です。
法人向けNAS導入時の割引・キャンペーン情報
法人向けNASは、一般的な家電のような大幅な値引きが少ない傾向にあります。 しかし、導入時のコストを少しでも抑えたいと悩みますよね。
実は、公式サイト以外の販売ルートやキャンペーンを賢く活用することで、実質的な負担を大きく減らすことが可能です。 ここでは、法人向けNASをお得に導入するための具体的な方法を解説します。
代理店やECサイトのポイント還元を活用する
法人向けIT機器は、メーカー直販よりも代理店やECサイトを経由する方がお得なケースが多いです。 楽天市場やAmazonビジネス、法人向けPC専門ショップなどを活用しましょう。
たとえば、楽天市場であれば「お買い物マラソン」や「スーパーSALE」のタイミングを狙うのがおすすめです。 10%〜20%のポイント還元を受けられることも珍しくありません。
数十万円する法人向けNASの場合、10%の還元でも数万円分のポイントが戻ってきます。 獲得したポイントで、UPS(無停電電源装置)や予備のHDDを追加購入すれば、実質的な導入コストを大幅に抑えつつ、安全性を高めることができます。
古い機器の下取りや買い替えキャンペーンを狙う
メーカーや販売代理店では、定期的に「買い替えキャンペーン」を実施しています。 現在使用している古いNASやサーバーを下取りに出すことで、新規購入価格から1万円〜3万円程度の割引を受けられる制度です。
特に、BUFFALOやI-O DATAなどの国内メーカーは、法人のリプレイス(買い替え)需要に向けた下取りサービスを積極的に行っています。
古い機器の処分には通常、データ消去や廃棄のコストがかかりますが、下取りを利用すればその手間と費用も省けます。 導入検討時は、各メーカーや販売店のキャンペーン情報を必ずチェックしましょう。
IT導入補助金などの公的支援制度も要チェック
中小企業が新しくシステムを導入する場合、国や自治体の補助金が使える可能性があります。 代表的なものが「IT導入補助金」です。
NAS単体での申請は難しいケースもありますが、クラウドバックアップサービスやセキュリティソフトとセットで導入することで、補助対象となる場合があります。
補助率が1/2〜3/4となることもあり、高額なRAID構築のハードルが大きく下がります。 ただし、申請には期限や条件があるため、IT導入支援事業者に認定されている販売代理店に事前に相談することをおすすめします。
法人向けNASとRAIDに関するよくある質問(FAQ)
法人向けNASの導入を検討している方が抱きやすい疑問について、Q&A形式で解説します。
疑問や不安を解消し、自社に最適な環境を構築するための参考にしてください。
- RAID 1(ミラーリング):2台のHDDに同じデータを書き込むため安全ですが、使える容量が半分になってしまうため、小規模オフィス向けです。
- RAID 5:3台以上のHDDを使用し、1台が故障してもデータを復旧できます。容量効率と速度のバランスが良く、中規模オフィスに最適です。
- RAID 6:4台以上のHDDを使用し、同時に2台のHDDが故障しても復旧可能です。より高い安全性を求める企業にはRAID 6を推奨します。
まとめ:自社に最適な法人向けNASでRAIDを構築しよう
会社の重要なデータを守るためには、法人向けNASでのRAID構築が不可欠です。
単にデータを保存するだけでなく、万が一のハードディスク故障時にも業務を止めない仕組みが必要です。
この記事で紹介した選び方のポイントを振り返ります。
- RAIDレベル:安全性と容量のバランスを見て選ぶ(RAID 1/5/6など)
- 拡張性:将来のデータ増加を見越したドライブベイ数を選ぶ
- 保守サポート:ダウンタイムを最小限にするサポート体制を確認する
- セキュリティ:ランサムウェア対策やクラウド連携機能も重視する
特に、初めて導入する企業やIT専任者がいない場合は、設定が簡単でサポートが手厚いモデルを選ぶと安心です。
自社の規模や用途に合った最適なNASを選び、安全で効率的なデータ管理環境を構築しましょう。

